豊田市民芸の森:森のアート展成功までの道のり1
Artistの
紫乃~murasakino~と申します。
SHI-NO と呼んでくださいね。
主にアクリル絵の具を使い
絵を描いたり
写真を撮ったり
花を活けたりすることで
本当の自分を表現し
人を癒したり勇気づけたりすることを
ライフワークにしています。
詳しいプロフィールはこちらから
この度豊田市民芸の森にて3000坪の敷地での
野外展示と点在する古民家や茶室を利用した
森のアート展を開催させていただきました。
アート展の様子はもちろんのこと、展示が
決まるまでのいきさつや、準備、展示への
思い、今回の展示が果たした役割なども
綴っていこうと思います。
森のアート展がどんな様子だったのか知りたい
方はもちろん、今後自身で展示を考えて
いらっしゃる方も最後まで読んでみてくださ
いね。
また、私にとって初めてのギャラリートークと
ワークショップが思いのほか好評でしたので
その辺の様子もお伝えしたいと思います。
豊田市民芸の森との出会い
愛知県豊田市出身の私は豊田で発表できる
場を探していました。しかし、なかなか
ぴったりの場所を見つけられずにいた時
「豊田市民芸館」という豊田にもこんな
素敵な場所があったんだと20代の頃びっくり
した思い出のある場がピンと思い浮かび
ました。
早速そこで展示させていただけないものか
ふらっと寄って様子を伺いにいきました所
他の貸しギャラリーのように使用料を払えば
展示させていただけるようなところではない
ということがわかりました。
すると最近こんな施設ができてそちらで今
トンボ玉の展示していますのでよかったら
ご覧になってみてください。と勧められ
その足で車で5分程の「豊田市民芸の森」に
寄ってみました。
ここは豊田市民芸館の設立に尽力された
名誉市民でもあられる本多静雄氏の旧邸を
豊田市に寄付され平成28年から一般公開
されている場所です。
自然の中に点在する古民家。
一目見て私の作品と相性が良さそうなのが
わかりました。
さて、展示させてもらうにはどうしたら
よいだろうか・・・?
そんなことを考えてしばらくした後、好運な
事に民芸の森にゆかりがある方と知り合う
ことができたのです。
その方に作品を見ていただいたところ大変
気に入っていただき展示にこぎつける事が
できました。
豊田市民芸の森では発表できるのは
豊田市在住の方か豊田市出身の方に
限られているようです。
また、どんなジャンルでも展示できる
のではなく”民芸”の精神を汲んだもの
民芸の森の雰囲気にふさわしいものと
いうような基準があるようです。
(陶芸や織物、工芸品などは展示させて
もらいやすいと思います)
『あなたも わたしも アーティスト』に込めた思いとは
展示したい旨を伝えてから何週間も経った
ある日、携帯が鳴りました。
「民芸の森ですが、来年度の企画展として
紫乃~murasakino~さんが決まりました!」
「あ、ありがとうございます!」
それからが大変。
3000坪の森と3棟の建物に展示する
作品を準備し一ヶ月以上に及ぶ会期に対応
するには大好きな花屋でのバイトを辞め
アーティスト活動一本にしなければというか
一本でやっていく覚悟を持って臨もうと決意
しました。
注)他のアーティストさんは当然ですが仕事
を辞めなくても十分対応されています(笑)
いつまでも楽しい花屋の仕事に頼るのでは
なく、独立し挑戦するきっかけにし
自分を崖っぷちにおいてみたかったのです。
さあさあ、どんな展示会にしましょう・・・
森のアート展の題はいろいろ悩み
紫乃~murasakino~アクリル画展
『あなたも わたしも アーティスト』と
しました。
ただ単に壁に絵を展示するのではなく
森や古民家、茶室と一体化させ新たな”場”
というものを構築したいと考えました。
そして観にいらした方がその空間の中に
入り込みアートの一部になったり、自身が
アーティストとなりカメラで好みのアングル
で空間を切り取ったりして展示に参加して
欲しいと思いました。
最大の狙いはそれぞれの中に眠る
アーティスト性に気が付いてもらう事でした。
私は絵が上手じゃないから・・・
センスがないから・・・と言われる方の中にも
アーティストの種があることに気が付いて
頂きたいと自分には過ぎたような思いを持って
いました。
会場を神社に見立てお社を巡るイメージ
豊田市民芸の森は敷地面積が3000坪に及ぶ
大変広い施設です。こちらで野外展をする
のは私が初めてだそうですが何か物語性では
ないですが骨格になるものがあった方が良い
と思い全体を神社に見立てました。
緊急事態宣言で展示が延期に
3月末まで花屋の仕事をし、4月からは
本格的に準備が始まりましたが何せスタート
まで1か月です。
退職後木工にはまっている豊田の叔父に
前もって下準備は頼んでいたものの
急いで準備を進めなければ・・・
そんな矢先
令和2年5月2日~5月31日を予定していた
森のアート展ですが緊急事態宣言が発動
され5月16日~に延期が決まりました。
ちょっと準備の期間が延びて内心ほっと
していました。
しかしその後、管轄する豊田市が6月末
までの文化財課関連のすべての行事の中止
及び延期を決定し私の展示も秋以降に延期が
決定しました。
延期になりきっと最初よりもっといいものを
お見せできるのではないかと延期も
ポジティブに捉えていました。
開催日程決まるがプレッシャーが押しかかる
夏に鎌倉で個展を開催
当初森のアート展終了後に考えていました
鎌倉での個展を先に行うことに決め、急いで
準備に取り掛かり、森のアート展の事は
一旦据え置き状態。
鎌倉での展示に全力を注ぎました。
初めて遠方での開催。ほとんど知り合いも
いない中でファンになっていただく方にも
出会えかけがえのない体験をさせていただき
ました。
また搬出日翌日には神奈川に引っ越して
しまった高校の同級生とも鎌倉を満喫する
こともでき気分はすっかり湘南の海へ・・・
これから冬に向かう中でコロナも騒がしく
なるだろうから、森のアート展は来春以降
になるだろうとのんびり構えていました。
民芸の森から打合せの要請
すると担当者から森のアート展の会期を
決めたいので一度事務所にお越しください。
とのメール。
民芸の森は公共施設の為、県や市の方針次第
で否応なく延期になるのを経験しておりまし
たし、これから台風シーズンに入るので
屋外展示を考えていた私は来春の開催を
提案しました。
しかし今のコロナの状況であれば屋外の
展示ですし、感染対策をすれば開催できる
と市も判断しているとのことで
会期が2020年10月24日
~12月6日、ギャラリーとワークショップは
文化の日である11月3日に決まりました。
頭を切り替え森のアート展の準備
春の開催のために準備していたのだから
秋の開催は問題ないと思われるでしょうが
展示内容をはっきりと決めきれていなく
搬入時にその場の感覚で作品を選び展示
しようかとのんきに考えているくらいだった
のでまだ内容が漠然としていたのです。
しかし担当者からは写真付きの作品リスト
の提出を希望され慌てて展示の構成を考え
リストを作成する始末。
しかも、初体験のギャラリートークやワーク
ショップの内容もなんとなくしか頭になく
人前で話すことに慣れていない私は練習の
必要性もありました。
また、皆さんに会場に来ていただけるよう
案内状の送付も急いでしなくてはいけないし
キャプションといって作品につける題名や
解説を書いたものを用意しなくてはいけま
せん。
もちろん搬入するための梱包や車への積込みも
あります。
優先順位を決め一つ一つやっていくしかない
のですが一週間前でもまだ準備ができて
いなく、どーっとプレッシャーがのしかかり
ます。
この状況が続いたらビョーキになりそう・・・
追い込まれないとやらない自分が悪いの
ですが・・・
(追い込まれると力が発揮される、とどこかで
信じているのかも・・・)
3日がかりで搬入
とりあえず
ギャラリートークとワークショップは10日程
先の話なので作品の構成やリスト作りを優先
させました。
搬入日の前日まで展示の構成をああでもない
こうでもないと練っていました。
構成が決定したら次は梱包です。梱包用の
プチプチや使わなくなった厚手のカーテンや
古い小さめのじゅうたんも総動員で梱包して
いきます。
展示場所が何ヶ所にも及ぶのでどこに展示
するものか手伝ってくださる方誰が見ても
わかるように行先をガムテープに記入し
ペタッと貼ります。
2台の車に全部乗るように、展示場所ごとに
なるべくまとまるように、移動中絵が
動かないよう配慮して積み込みました。
私の作品はキャンバスに描いた絵だけでなく
木材を利用した立体作品や大きな木の枝や
それを活けるための陶器の花器なども
含まれるのでかなりのボリュームになります。
搬入初日
ずっしりと重くなった車を普段の半分
位のスピードで走らせ1時間半の山道を
会場へと向かいます。
民芸の森に着くとなるべく会場の側に車を
寄せ人海戦術でそれぞれの展示場所に運び
こみます。
それが一旦終わると小休止。
母が手作りした栗きんとんを頬張りながら
長めの休憩。担当者の方も輪に加わり植物の
話から写真の話からもうすぐ始まる民芸館
での特別展の話まで及び気が付けば11時半を
回ってるではないですか!
では、先にお昼にしましょう・・・
やっと見つけた回転ずし屋さんはコロナ対策
で店内に入れるお客さんを制限していて
すっかり待たされ、これまたなが~い昼休み。
お腹がいっぱいになると何だか眠い・・・
しかし、そんなことは言っていられません!
一応搬入を余裕を持って3日設定しましたが
雨の予報もあるのでできれば2日間で何とか
したい!
しかし、決まりきった所に展示するのと違い
相手は広大なキャンバス。最初にクヌギの
小道から取り掛かったのですが展示する場所
の選択肢が多すぎて中々決まりません。
観にいらした方の導線、視線の高さ、角度
設置が可能な場所か、どのタイミングで作品
を見つけてもらうか?どうしたらワクワク
した気持ちになったり発見した喜びが感じ
られるのか?
そんなことを考えながら他の人の意見を聞き
あちらに動かしたり、こちらに動かしたり
近くで見たり、遠くから眺めたり・・・。
場所が決まるとワイヤーで木の幹にくくり
付けます。アクリルは耐水性があるので作品は
屋外に展示しっぱなしで構わないのですが
台風など風が吹いても大丈夫なようにしっかり
留めておかねばなりません。
全員で一つの作品にかかっていたら全く仕事
が終わりそうもありません。
大体の要望だけ伝え後はお任せし、私は茶室の
展示へ・・・
こちらは床の間があり展示する場所が決まって
いるし、観られる方向も正面からと一定なので
サクサクと進みアッという間に終了!
クヌギの小道チームの様子を気にしながらも
海老名三平宅という名の古民家とその手前の
林の中のセッティングへ・・・
三平宅内の展示は家でシュミレーションして
きたので迷いはありません。しかし!
「あれ??」
もしや?とは思っていたのですが急遽展示する
事にした3メートル近くあるヒノキの無垢の白い
板の作品が天井の高さが足りず思っていた角度に
設置することができないのです・・・
こういう時は機転を利かせ向きと角度を変えて
何とか設置!しかし予定していたよりかえって
こちらの方がよかったかも?
メインの作品が・・・
最後は「青隹居」と名付けられた田舎家です。
ここの板縁には観にいらした方が最後にすーっ
と心を静かに寄せていただけるよう光を透過
させる絵を用意していました。
以前にこの絵を白い壁に展示した際、持ち味が
発揮されず残念な思いをしたのでこちらの
会場の背後から自然光が入る
シチュエーションはもってこいだと確信して
いました。
以前設置方法をどうしようか悩んでいると
叔父がアイディアを出してくれ障子と障子の
間に挟めるようにそこにピッタリの枠を自分
で採寸して制作してくれていました。
「あれま?」
ミリ単位で測って作ってくれたと聞いていた
ので入らなかったらどうしようか?との不安
はあったのですがまさかのサイズが小さい!
それでは、ぴたっとさせると上の隙間が気に
なるからいっそ障子で挟みこまずわざと外して
光が入る分だけ開いた障子に上部を斜めに
もたせ掛ける形としました。
やれやれ、今度も何とか機転を利かせうまく
いったと安心して今日はこれで帰ろうとした
矢先
これでは何かの拍子に倒れて建物や
作品を傷付ける恐れがあるので困ります!
確かにおっしゃる通りです。私の認識の甘さを
感じました。
明日までに何か方法を考えてきます。
とスタッフの方には伝え作品は一旦外し床に
置いて帰ることにしました。
しかし、中々の難問。
相手は障子でワイヤーやビスで引っ張って留
める事も出来ない。係りの方からは障子の
開閉ができるようにして欲しい。でも
スタッフは作品を動かすことは
できない・・・と
これは自立式にするしかない。と家にあった
適当な重さのある木材を電気丸のこで
ジャン、ジャンと同じ長さになるよう刻み
ビスと共に準備しました。
搬入二日目
昨日はいらっしゃらなかった私の担当者
が会場に見にきてくださいました。
材料は用意しました。
ごつい感じにはなりますが何とか条件は
クリアーできると思うのですが・・・
いや、当初の計画通り障子で挟み込む形に
しましょう!その方がスッキリしてきれいだ。
でも、障子を開閉したいとのことだったの
ですが・・・
それは大丈夫です。
そんなやり取りをしていると、作品を両側
から挟む形になる2枚の障子の下の角にくさび
をかませたらしっかり固定ができる!という
アイディアが浮かびました。
とりあえずそばにあった紙を折りたたんで
くさび代わりにして固定し、家に帰ってから
また丸のこでジャン、ジャンとうす~い三角
になるようくさびをこしらえたのです。
自分で家を作る経験をしていてよかったあ。
しかし
一難去ってまた一難。
次はいらした方におみくじを引いていただい
た後、ぶら下げた紐に結んでもらいたく
その紐を取り付けたいのですが、
既存のくぎは利用してもいいが新たにくぎを
打つことは禁止されていました。
距離が長いと重みで紐は垂れてしまうし
短いと吊るす場所が限られてしまう・・・
すると担当者の方がまたもや助け船!
真っ黒な梁に錆びた画鋲を見つけ何とか
引っこ抜きこの穴なら元々あった穴だから
私のもってきた画鋲を刺してもいい。と
言って下さったのです。そしてその画鋲が
重みで飛んでしまわないような工夫も教えて
下さいました。
初めての取材
その後は順調に設置作業は
進んでいきました。すると、16時頃
紫乃さん、地元新聞社の矢作新報の記者が
取材にいらしてます。
はーい!と返事はしたものの取材なんて
初体験。何をどう話したらいいかわかりま
せん。今日いらっしゃるという心づもりも
なかったので準備もしていませんでした。
展示作業が終わっている三平宅で作品を
バックに薄暗くなる中、女性記者と二人きり
で取材を受けることになりました。
簡単に挨拶をした後、早速取材が始まり
ました。地元出身ということで小学校、
中学校、高校、大学と出身校を聞かれ
ました。そこから~聞かれるの~?
それで私もスイッチが入ってしまい
このブログのプロフィール記事に書いて
ある内容をほぼすべてお話ししました。
(プロフィールは長いので後から読まれる
事をお勧めします(笑))
美術教育を受けてもいない私がどうして
突然絵を描きだし、こうして皆さんに作品を
お見せすることになったのか、20歳位からの
私の歩みをお話ししないと説明ができないの
です。
その話を全身で受け止めてくださり、この
展示を通してどういうことが伝えたいのかと
いうことを引き出してくださいました。
そして最後に背後に展示された絵に体を向け
これは紫乃さんの人生そのものなんですね。
と納得するように眺めていらっしゃいました。
搬入3日目
3日目の午前中は雨でした。
ですので会場へは午後から出かけることに。
最後に残ったのは竹林のオブジェです。
今回の展示の導入部分、皆さんが日常を離れ
非日常へと誘う大切な場所です。
ここは毛糸を張り巡らし絵馬に見立てた
オブジェを吊るすことにしました。
脚立に上ったり下りたりしながら毛糸を竹に
ひっかけて空間に絵を描いているような感覚
です。
何とかこちらも終わり最終的に全体の確認を
しているとテレビカメラを携えたクルーが
視界の端を歩いていきます。
こんにちは~と挨拶すると地元ケーブルテレビ
の取材でこの日は民芸の森を含めこのあたり
一帯のおすすめスポットの紹介番組の撮影で
いらしていて後で私にも出演して欲しい
とのこと。
は~い、と言ったもののTV出演?!
撮影クルーの様子を自分の作業の傍ら伺って
いるとタレントの女の子がテンション高めに
「はい、今日は豊田市民芸の森に来ています」
とレポートしています。
普段テンションが低くどちらかというとクール
な印象を持たれている私にできるだろうか??
作業着姿に取れかかった化粧。まあ、マスクが
あるからいいか!と促されるままにカメラの
前へ・・・
三平宅の前でリポーターを迎え、簡単に今回の
森のアート展について説明して頂き建物の中へ
案内して下さい。
昨日の新聞の取材は一から十までじっくり
聞いてくださったからいくらでもベラベラと
話せたのですが
今会ったばかりの方に膨大な思いをどう短く
話したらいいかさっぱりわからなくて頭は
真っ白。
リポーターの方はディレクターの要求している
事をパパッと掴みその場で臨機応変にコメント
を考え対応されています。
なんとか皆さんにフォローして頂き収録は
終わりました。するといきなり曇っていた空に
パーッと赤みを帯びた光が差しました。
キレイ
ディレクターの方もせっかくだからさっき
撮った屋外の展示、もう一度撮り直しましょう
と一番最初の竹林から撮り直してくださった
のでした。
取材を受けて見えてきたこと
その後もケーブルテレビの別番組や
新三河タイムスの取材を受けました。どちらの
担当者さんも心から森のアート展に興味を
持って下さり私自身に関心を寄せてください
ました。
取材を受けて見えてきたのはうまく受け答えが
出来ないのは初めての経験で慣れていないから
ではなく、私自身が伝えたいことがあやふやで
漠然としている。ということでした。
もっと、短い言葉でも思いが伝えられるように
ならなくては・・・
不安を抱えながらの個展初日
搬入一ヶ月ほど前から搬入当日まで必死に
やってきましたが、果たしてこの展示はどう
なんだろうか・・・今更ながら不安がよぎり
ます。
初日はライングループで知り合った美術教育も
しっかり受けている画家仲間が観に来てくれる
とのこと。しかも初対面!穴があったら入り
たい気持ちで彼女を迎えました。
しかし、彼女は一つ一つの作品に興味を示し
感心して観てくれました。その様子にほっと
して今までの私の人生や絵の描き方などを
堰を切ったようにお話しさせていただきま
した。
すると彼女は個展期間中はこういう
解説を聞きながら作品を鑑賞できる機会はある
のですかと質問されるではないですか?
いえいえ作品解説しながら回るようなイベント
はないです。11月3日にギャラリートークが
ありますが作品は各個人で観ていただいて
一か所に集まっていただいたところで
私が絵を描くに至ったお話などをする予定で
います。
私の絵は”無”になってその時感じた周りの
エネルギーや音楽など目には見えないが存在
しているものを色に変換するような
描き方をしていて、観る方に自由に受け取って
頂きたいと考えていました。
また、他の作家さんのようにこういう技法で
描いてとかここが苦労しました。などの解説
する内容がないと思い込んでいたのです。
しかし彼女は
作家が在廊してプレゼンする力をひしひしと
感じました。紫乃さんの今までやってこられた
点と点がこうやって作品に繋がっている
のが解説をしてもらう事でよくわかりました。
是非一緒に回りながら他の方にも作品を解説
してあげて下さい!と言われたのです。
こうしてギャラリートークは当初の予定して
いた形から巡回しながら解説する形へと急遽
変更したのでした。
コメント
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