とよたデカスプロジェクトの2次審査プレゼン紹介
この度紫乃~murasakino~&容子がタッグを
組み、とよたデカスプロジェクトに応募し
2021.9.1~11.30を発表期限とする
とよたデカス芸術祭2021の企画の一つとして
プロジェクトを発表することとなりました。
一次の書類審査を経て二次ではZOOMでの
プレゼンテーション審査でした。
その際用意いたしました資料と共にプレゼン
内容をここでシェアしたいと思います。
紫乃~murasakino~&容子が豊田市美術館
ギャラリーという場でどんなことをやろうと
しているのか?ご興味のある方は是非最後まで
お読みくださいね。
また、来年以降デカスプロジェクトに参加
したいという方にも少しでも参考になれば幸い
です。
とよたデカスプロジェクトとは
とよたデカスプロジェクトは豊田市の「宝」を
参加者と共有し、その魅了を内外に発信する
アートプロジェクト案をサポートする
事業です。
対象となるプロジェクトは豊田の魅力を共有
発信する、または豊田の課題と向き合う
プロジェクトでジャンルは不問です。
プレゼンテーション
一次の書類審査後は、
ZOOMを使ったプレゼンテーションです。
当初資料は使わず言葉のみで思いを伝えようと
考えておりましたが、ZOOMの画面共有という
機能で資料を見せながらお話しした方が
断然伝わりやすいということに発表2日前に
気が付き急遽パワーポイントを使いながら資料
を作りました。
資料の出来は多めに見ていただき私達が
どんな事をやろうとしているのかが少しでも
伝わり興味を持っていただけたら嬉しいです。
①『森とつながる。アートでつながる』~あなたも わたしも アーティスト~
①紫乃~murasakino~&容子の
紫乃(しの)と申します。
企画名は、
『森とつながる。アートでつながる』
~あなたも わたしも アーティスト~です。
②森とアート(美術館)と人との関係を身近なものに
あらかじめ提出した応募用紙に豊田市の課題と
して
”市の面積の7割を占めている森林が都市部の
生活と不可分に繋がっていることを知らない
市民が多い事。また、市民のアートへの関心が
低くせっかくの立派な美術館も遠い存在で
ある事”
と挙げさせていただいていました。
②企画の狙いは
森とアートと人との関係をより身近なものに
することです。
市内の面積の7割を占めている森と都市部の
生活が密接に繋がっていることや
豊田市美術館の存在を身近に感じて頂きたい
です。
また、ワークショップを通して鑑賞者が主役と
なり、ご自身の中にあるアーティスト性に気が
ついてもらいたいと思っています。
③開催場所 日時
③開催場所は豊田市美術館ギャラリーをお借り
して10月26日(火)~31日(日)の
6日間行います。
④具体的な内容
④具体的には
アーティスト紫乃~murasakino~による
アクリル心象画により森から始まる水の循環を
表現し
書道愛好家容子の小原和紙と古い建具と古布を
使ったリメークアート作品で森の朝夕の変化や
季節の巡りを表し
ワークショップでは生態系の循環に思いを
寄せてもらう志向でエコバッグにアクリル
絵の具を使ってアートペイントをしていただき
ます。
⑤森の中に自分で木の家を手作り
⑤私自身は豊田市出身ですが17年前に自分で
森の中に木の家を作りたく移住し
今もこちらで制作活動を行っています。
⑥森のエネルギーを感じながら無心になって絵を描く
⑥制作のスタイルは目には見えませんが存在
している森のエネルギーを無心になりアクリル
絵の具を使って色に変換する形です。
そして出来上がった作品を自然と溶けあわせ
写真を撮って作品にしたりもしています。
このアートと自然が一つになった状態を皆さん
にも楽しんでいただきたいと思い昨年の秋
(2020)豊田市民芸の森で個展を開催させて
いただきました。
⑦豊田市民芸の森にて点在する古民家と森と一体になった展示
⑦屋外である森と一体になるよう絵を展示する
というのは民芸の森では今までにはない試み
とのことでしたが、お散歩するような気軽な
気持ちでアートに触れられコロナ禍の中漠然と
した不安を抱えた方にも心が癒されたと好評
でした。
⑧ギャラリートークとワークショップ
⑧民芸の森では今回のプロジェクトと
同タイトル
『あなたも わたしも アーティスト』を
テーマにしていたのでそれを体現すべく
ワークショップを開催いたしました。
この時予想を遥かに超えた作品を皆さん作られ
『あなたも わたしも アーティスト』という
事を確信しました。
⑨心の世界を変えるワークショップ
⑨こちらは今年4月豊田市のカフェギャラリー
でワークショップを開催した時のものです。
私はワークショップをただ作品を作るだけの
機会としてとらえているのではなく参加され
た方の心の世界を変える装置であって欲しいと
願っています。
この日は中学3年生の女の子が参加されたの
ですが学校教育の中では劣等感を感じる事が
多く彼女の自己肯定感を上げる事の難しさを
お母さんは感じていたそうです。
しかし、この日初めて美術作品で自信作が
出来たと喜んでいる姿を見て、この子はもう
大丈夫だと思えました。親には出来ない事を
してもらいましたと感謝されました。
このワークショップで娘さんとお母さんの
二人の心の世界が変化したのです。
⑩森の生態系に思いを馳せ、形にとらわれずに描き誰もがアーティストへ
⑩今回の企画でのワークショップでは森の循環
に思いを馳せ、形にとらわれずに描き誰もが
アーティストになってもらいたいと考えて
います。
エコバッグに布用のアクリル絵の具やクレヨン
などを使い自由に描いて頂きます。
その時に生態系の循環を自分の外側に存在する
ものと捉えるのではなく、生態系そのものと
一体になる意識を導き形ではなく感覚や気持ち
を表現できるようにしたいです。
また、ワークショップのブースや参加者さんの
動きも全体の作品の一部、インスタレーションの
一部のような形として存在するようにしたいと
考えております。
⑪最後に
⑪最後に一滴のしずくが集まり川となり海へと
繋がるように、私達は皆小さな存在ですが
誰もがそれぞれに独創性,創造性を秘めていて
その力が集まれば森やアートへ流れ、
繋がることにより大きな変化を生み出すと
信じています。
自分自身のパワーに気が付くきっかけを今回の
イベントを通して体感してもらいたいと思って
います。
森やアートや美術館に対する価値も自分の中に
ある可能性も存在を意識して初めて魅力を発揮
することが出来ると思います。
私達が初めの一滴となり豊田市の魅力を内外に
広めていきたいと考えております。
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